日蓮大聖人真筆大曼荼羅御本尊
三十五世大龍院日祷上人の代、上人の信者より、自宅の蔵の中に、何か尊いものが有るとの霊示を受け、蔵の中を調べてみると大曼荼羅御本尊が見つかりましたので、個人の家でお祀りをするには、もったいないので、お寺でお祀りをして頂きたいとの申し出がありました。
そこで、日祷上人は早速、信者の家を訪れ、大曼荼羅御本尊を拝観すると「弘安元年四月二十一日優婆塞日専に授与す」としたためて有りました。
これを見た日祷上人は、日蓮大聖人が御自ら書かれた御本尊に間違いないと思われ、勝嚴寺に持ち帰り大切に格護されました。
明治33年に二代目の立正大学の学長でありました、小林日薫上人が佐賀に下向の砌、この大曼荼羅を拝観され、日蓮大聖人の御真筆に間違いないとのお墨付きを与えられました。
この鑑定書は今でも大曼荼羅と共に大切に保管されております。
これ以来「勝嚴寺のごしちさん」として広く檀信徒の信仰を集めるようになり、この頃から11月12日の鎮西本山松尾山光勝寺の御会式御逮夜法要には、勝嚴寺で御会式法要が行われた後、近郊の檀家の方が大曼荼羅を大勢で格護した御厨子を担いで登山し、本堂御宝前で、お参りされた檀信徒の読経唱題の中に御開帳が行われます。
御開帳日
4月7日 11:00〜 お経会(おきょうえ)大法要
11月12日 14:00〜 御会式(おえしき)大法要
の年2回です。
上記以外の日に特別御開帳をご希望の方は、事前にご予約が必要です。
お電話ください。0952-72-2788